日本の伝統を今に伝える「とんぼ玉」をご存じでしょうか?その歴史は古く、奈良時代には既に作られていたそうです。装飾品として愛用され、材料はガラスが主ですが宝石に匹敵する美しさだけでなく、トンボ玉でしか表現できない多彩な色彩美が魅力です。
「とんぼ玉」とは
とんぼ玉(とんぼだま、蜻蛉玉)は、穴の開いたガラス玉(ビーズ)のこと。模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てたため、「とんぼ玉」と呼ばれたといわれている。
大昔から製造されていた
奈良時代から平安時代初期には、とんぼ玉は厨子の装飾に使用されるなど、仏教美術と深く結びついていた。その技法は秘伝とされ、とんぼ玉に接することが出来る人間も限られていたと言われている。
出典 とんぼ玉 – Wikipedia
とんぼ玉/かんざし
江戸時代に、南蛮貿易を通じて中国のガラス技術とヨーロッパのガラス技術とが伝えられ、長崎などで安価なとんぼ玉が多数作られるようになった。
出典 とんぼ玉 – Wikipedia
その結果、長崎の技法が江戸で発展したもの(江戸とんぼ玉)、アイヌ民族との交易用に作られたもの(アイヌ玉)、奈良時代からの製法で作られたもの(泉州玉)が庶民の手に渡るようになり、根付けやかんざしなどの装飾品に使用された。
現在は・・・?
しかし、とんぼ玉の製法は奢侈禁止令により明治時代には絶えたと言われている。
出典 とんぼ玉 – Wikipedia
戦後に入り、江戸とんぼ玉や外国産のとんぼ玉を参考に復元が行われ、多数の現代作家のもとで作られている。
出典 とんぼ玉 – Wikipedia
美しい「とんぼ玉」の魅力
現代の技術と融合したとんぼ玉アクセサリー
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