僕はカメラマンとして、ほぼ毎日お見合い写真を撮っています。
ものすごい人数のお見合い写真を撮ってきた経験と、仕事柄いろんな仲人さんや婚活業者のスタッフさんと仲良くさせてもらいご意見を伺う機会も多く、成婚できるお見合い写真とそうでないお見合い写真との見分け方も、なんとなくわかったりします。
お見合い写真を撮る方は、当然ですがいろんな方がおられ、コンプレックスも人それぞれ。
そのなかで、お見合い写真のNGケースもわかってきたのでまとめてみました。
コンプレックスを自分流に隠すとエライことに
自分のコンプレックスとは長年付き合っているため、急に他人から「こうした方が良いよ」といわれても違和感を感じるものです。
悪く言えば、何を言われてもかたくなに変えようとはしない人が多いんです。
よくあるケースで例えば
アゴが長いコンプレックス
俗にいう、しゃくれアゴです。
アゴにコンプレックスを持つ方の写真の撮られ方は共通しています。
猪木のファイティングポーズのように「アゴを必要以上に引く」ことです。これNGです。
こんな写真を見た人は皆、
「アゴがしゃくれているから、遠近法で少しでもしゃくれていないように見せたい人」として
第一印象が刷り込まれてしまい、あなたは「アゴの人」としてインプットされます。
コンプレックスに固執するあまりに逆効果になってしまう、最たる例です。
こういった方は、アゴはあまり引きすぎずに、お顔の角度は正面寄りで、少しお顔をかしげて撮られるのがコツ。
ぽっちゃりさんがやってはいけないこと
ズバリ「デブを下手に隠すな」です。
具体的には、
ダボっとした服を着てくる
デブのラインを隠そうとしてゆったりめの服を着る人がめっちゃ多いんですが、これはNGです。
余計デブに見えるし、隠しているのがバレバレで逆に
「デブ」の印象が見た側にインプットされます。
デブ専狙いでもない限り、ラインを隠しすぎないコーディネートを。
ベルトを着用して、無いくびれをあるようにを錯覚させるのもおすすめ。
暗い色の服を着てくる
白やパステルカラーは膨張色だから余計太って見えるからと、黒や紺系の暗い色をチョイスする人。
お通夜じゃないんだからやめましょう。あと派手な柄物を着てごまかそうとする人もアウトです。
お見合い写真は印象が全て。そんな写真を見た人は、あなたを
「デブを隠そうとしているデブ」という印象しか抱きません。
明るいシンプルな色味をチョイスしましょう。
デブの人が少しでも綺麗なラインで写真を撮られないようにするためには、
真正面から撮らせないようにすることです。
真正面より横から見た方が、写る身体の面積がちいさいでしょ?
そして撮影時にはもちろんおなかを引っ込めます。
さらに、斜め後ろを向きグイっと振り返り、ウエストを思い切りヒネれば細く見えます。しんどいけどね。
婚活用に、全身写真は撮るべきか?
あとこれは仲人さんに撮ってくるように言われる人も多いんですが、「全身写真」について。
全身写真は、上半身の写真とセットで必要な場合がありますが、背が高い人やスラっとしている人以外はぶっちゃけ撮らない方が良いです。
背が低い人、ぽっちゃり体型、顔がデカい人なんかは、全身写真を掲載することで却ってマイナス印象になるかもだからです。
逆に鍛えていて体型に自信のある方や、手足が長い、小顔であるなど、全身を撮ることでアピールできるポイントをお持ちの方はあっても良いかと思います。
全身写真は上半身の写真に比べると、普段から撮られ慣れているモデルさんでもない限り良い感じに撮るの結構難しいんですよね。実は全身写真は素人さんにはハードルの高い撮影になる場合が多いです。
まとめ
いかがでしたか?
お見合い写真撮影時にやってはいけないNG行為をカメラマン視点でいくつかピックアップしてみました。
いくつか挙げた事例全てに言えることですが、自分のコンプレックスを必要以上に隠す方向に行きすぎてしまうと、そればっかり気にしてしまい残念なお見合い写真になってしまいます。
むしろ、
自分のコンプレックスなんて気にしない!これが私よ!
と振り切って全部さらけ出すぐらいの勢いで撮影に臨むくらいの方が清々しく爽やかな婚活写真に仕上がる確率が上がります。
そもそも、あなたが日頃感じている自信のコンプレックスなんて、他人からすると全く何とも思っておりません。あなたも会ったことすらない人が気にしているコンプレックスなんて知ったこっちゃないでしょ?
お見合い写真を撮る際には、周りに言われるがままではなく、自分にとってどこが長所でアピールできる武器になるのか客観的に俯瞰で分析し、 そのうえでコンプレックスをどうやって誤魔化す、またはアピールできる材料に転化するのかを戦略的に考えましょう。
婚活するならマッチングできる、イコール成婚できる「確率」を最大限アップさせるお見合い写真をゲットしましょう。