皆さん「スーパーフード」ってどんなイメージですか?
海外の細いセレブが好んで食べてそうな、栄養満点&美容に良いと最近巷で評判で、日本でも細いモデルがインスタに載せたりしてるような、どんな味なのかよくわからん食べ物を想像しましたか?
スーパーフードと聞くと「アサイー」とか「キヌア」とか「チアシード」やら「タイガーナッツ」とか。なんとなくシャレオツで意識高そうな人が好んで食しているイメージがありますが、毎日継続して食事のなかに取り入れることは難しそう・・・
そもそもどこで売っているのかよくわからんし、ちょっとの量で価格が高いのよ!って方に朗報。
栄養満点で、どこのスーパーでも手に入り値段もお手頃で身近な「スーパーフード」はたくさんあります。キヌアやアサイーなんかをちょっとの間食べるよりも、毎日安く手に入る食材を継続し食べ続けるほうがよっぽど健康的です。
育ち盛りのお子様がおられるご家庭はとくに毎日食卓に出したいものばかりですよ。いくつかご紹介します。
身近なスーパーフード:野菜編
まずは野菜。どれもスーパーでよく見かける身近な野菜ばかりですが、調べてみるとスーパーフードの名に恥じない栄養素を持ったものばかりですよ。
トマト
体内でビタミンAに変わるβ-カロテンやビタミンCが豊富で、そのほかにも余分な塩分を排出するカリウムやビタミンE、ビタミンB6、ルチン、食物繊維など、栄養素がぎゅっと詰まったトマトは身近なスーパーフードの代表格です。
なかでも、トマトの赤い色素「リコピン」は強い抗酸化作用があり、老化予防・血流改善・動脈硬化、⾼血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防&改善・肥満の予防・美肌効果・視覚障害の予防など、実に幅広い効果が期待できるそうです。
ブロッコリー
「凝縮した森」ブロッコリーはビタミンCと植物性タンパク質が超豊富。造血作用を促す葉酸も多く含まれており、カロリーも低く美肌やダイエットに効果があります。
植物が作る自然の薬、ファイトケミカルの一種「スルフォラファン」を含みます。ビタミンCやEよりも持続性が高い抗酸化作用を持ち、解毒作用もあり抗がん作用やピロリ菌の殺菌作用、花粉症予防&改善、肝機能改善など様々な効果があります。
ブロッコリーの新芽「ブロッコリースプラウト」も栄養が超豊富で、毎日取り入れたい食材ですね。カリフラワーにもブロッコリーと同じくスルフォラファンを含みます。
パプリカ
パプリカの栄養構成はピーマンと似ていますが、含まれているビタミン類はピーマンを大きく上回っています。ビタミンCはピーマンの2倍、ビタミンEは5倍も多く含まれているそう。またビタミンCを壊れにくくするビタミンPも含まれており、効率よくビタミンCを摂取できる、美容にも良い食材です。
パプリカやピーマンの独特な香りは「ピラジン」という成分が含まれており、血液をサラサラにする効果があります。そのため心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症の予防が期待できます。
パプリカは赤・黄・オレンジなど色とりどりですが、オススメは赤パプリカ。ビタミンA、ビタミンB2などの栄養素が赤パプリカのほうが黄色より4倍以上多く含まれており、ダイエットにも良いカプサイシンも含まれています。
チンゲン菜(しろ菜)
βカロテン・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンKなどの栄養素に加え、カリウム・カルシウム・鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。スーパーで見かける野菜のなかでもトップクラスの栄養価の高い食材です。
免疫力アップ・老化防止・貧血防止などが期待でき、成長期のこどもに是非日常的に食べさせてあげたいですね。
パセリ
ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2や鉄分・カリウム・カルシウム・食物繊維が豊富に含まれており、ビタミンとミネラルを少量でたくさん摂取できます。
またポリフェノール成分である「ルテオリン」という成分も含み、肝機能改善や花粉症やアトピーなどのアレルギー症状の緩和、抗がん作用も期待できるんだとか。
また口臭予防に効果的な「ビネン」という香り成分も含まれています。
付け合わせで出たパセリを残さずどんどん食べたいですね。天ぷらにするとめっちゃ美味しいよ。
さつまいも
さつまいもは豊富なビタミンとミネラルが含まれており、穀類と野菜の栄養を合わせ持つ準完全食品と呼ばれています。栄養豊富で優れた抗酸化成分があり、どんな土地でも育ちやすいことから、NASAも宇宙食などでの利用に注目しているそうです。
実は柑橘類並みにビタミンCが豊富で、ほかにもビタミンE、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB6やカルシウムやカリウムなどのミネラルも豊富。さらに美容に良いポリフェノールやβ-カロテン、美白作用が期待できるアルブチンに似た成分も含まれているそうです。
甘いさつまいものカロリーが気になりますが、脂質はほとんど含まれず、栄養源となりながら実は太りにくい食材なんですよ。
ごぼう
その昔、中国から薬として伝来したごぼう。水溶性と不溶性の食物繊維がどちらも多く含まれており、そのなかでも不溶性食物繊維の「リグニン」は腸内の発ガン性物質を吸着し、大腸ガンの予防効果があると言われています。
カリウムやマグネシウム、鉄分、カルシウムなどのミネラルもたっぷり!ごぼう特有のシャキシャキ感には、イヌリンという成分によるもので腎臓の機能を高める効果があります。
またゴボウの皮には「サポニン」という成分が多く含まれており、抗酸化作用・免疫力向上・肥満予防・血流改善・肝機能の向上など実に様々な効果があるそうです。
ニンニク
古代では薬として用いられていた時代もあったほど、ニンニクは体に良い効果をもたらします。身近なスーパーフードの代表格ですね。
主な効果をざっと並べるだけでも、疲労回復・体力増強・免疫力アップ・美肌&アンチエイジング・殺菌作用・がん予防・血圧&コレステロール低下・ダイエット効果など盛りだくさん!
身近なスーパーフード:果物(フルーツ)
リンゴ
1日1個食べる食べると医者いらず、とも言われている「りんご」。
とても一般的な果物なので見落とされがちですが、食べることで得られる効果は実に様々。まさに身近なスーパーフードと言える食材なんです。
などなど、他にもいろんな体にとって良い効果をもたらします。皮の部分に栄養が多く含まれていますので、食べるなら皮ごとがオススメです。
アボカド
ギネスブックに世界一栄養価の高い果物として紹介されているアボカドは、健康や美容にとても良い効果をもたらします。
脂肪分が多いため、カロリーが高く太りやすい食材だと誤解されがちですが、脂肪分の大部分を占めているのが不飽和脂肪酸の一種『オレイン酸』です。オレイン酸は、脂質の一種ですが体にたまりにくく、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らす働きを持つと言われています。